連合愛媛05春季生活闘争


大会議長のお二人(松本さん:情報労連、山口さん:私鉄総連)と
真剣に議案を審議する委員の皆さん


 連合愛媛は6月18日(土)愛媛県勤労会館において、連合愛媛第17回地方委員会を役員・委員・特別委員・傍聴者併せて91名、連合本部・各政党・事業団体代表の来賓参加の下、盛大に開催しました。

 第1号議案の『連合愛媛2005春季生活闘争中間総括』で、「昨年に引き続き中小地場組合の健闘は明らかだが、本当にそれだけの総括でいいのだろうか?『上げ幅』は確かに昨年比+300円と2年連続でプラスだが、水準で見た場合大手との格差は厳然としている。現実を直視しあえて課題を残す総括とすべきだ」という厳しいまとめ方をしました。
 第3号議案では6月の男女平等月間にちなんで『男女平等法実現に向けてのアピール(案)』を採択しました。
 今年の『地方委員会アピール(案)』は、終戦60年にちなみ「ノーモアヒロシマ!ノーモアナガサキ!」を訴え、恒久平和実現に向けた運動の再確認も盛り込みました。
 そして最後は恒例の河野会長の力強いガンバロー三唱で閉会しました。

 委員会終了後は、恒例の特別講演を行いました。今回の講師は連合本部国民運動局長の林道寛氏と女優の萩尾みどり氏にお願いしました。

 林局長からは『連合平和運動』について、その歴史的背景と「何ゆえに労働組合の連合が平和運動に取りくむのか」という部分を例の熱い語り口で講演頂きました。
 冒頭、連合、原水禁、核禁会議が「核兵器廃絶を求める1000万署名」運動に統一して取り組み、780万人のの署名が集約できたことや、5月にニューヨークで開催された国連核不拡散条約(NPT)再検討会議における連合の役割などについて報告いただきました。そして、印象的だったのが昨年12月に宮崎で開催された第18回ICFTU(国際自由労連)世界大会に参加されたイラク代表者が、帰国後の今年の1月に自宅で拷問の挙句に惨殺されたという事例を紹介され、「労働運動が日本のように自由にできるのは世界でもごく一部であり、自由な活動の絶対条件は『平和』に他ならない」と強く訴えられました。
 終戦60年目、連合に課せられた役割は非常に大きいといことを再認識させれたひと時でした。

 第2部は女優の萩尾みどりさんです。『今、私たちにできる環境運動』と題してプロの環境運動家ではない、ごく普通の女性の視点から(ご本人が言われてましたので…)といこうとで講演いただきました。
 まず、ご自身の幼少期からの育った環境や考え方を紹介されました。ノーベル賞を手にできる生物学者にならんと大学進学したけど、ひょんなことから芸能界入り、勉強漬けの日々から180度違う世界が妙に気に入り30年ということでした。
 本題は、エネルギー問題を中心に身近な例を引き合いに、まさに女性の視点からのお話になりました。
「お宅でお使いのトイレットッペーパーが、再生紙なのかパルプなのかご存知ですか?」って質問に私を含め数人しか手が挙がりませんでした。指された方が紙パ(製紙会社の労働組合)の方でしたが、知ってて当然ですよネ。

お二人とも、貴重なお話ありがとうございました。


第1部:林道寛氏(連合国民運動局長)
テーマ「連合平和運動について」


第2部:萩尾みどり(女優)
テーマ「今、私たちにできる環境運動」
中小・地場組合大健闘!
昨年に引き続き