連合愛媛では、2月20日18時から高知市の県民文化ホールで連合四国ブロック協議会が開催した「“格差社会”の是正を考える市民フォーラム」に47人が参加しました。全体では一般市民も含め四国4県から500 人を超える参加者で大盛況でした。

冒頭、連合本部の古賀事務局長が「いま日本は、都市と地方、大企業と中小零細企業、正規労働者と非正規労働者などが顕著になっている。連合は、格差拡大にSTOPをかけ、いかに是正するかについて、全国で市民フォーラムを開催している。四国ブロックでは一番深刻な高知県で開催することになった」と開会あいさつしました。

 続いて、基調講演として高知大の根小田・人文学部長が『不安と不信の格差社会か、協力・共同の福祉社会か』をテーマに講演された。
 根小田部長は、「格差が固定化されると貧困の悪循環から抜け出せなくなる」と指摘し、「『規制緩和』、『労働市場の二極化』、『金持ち減税・庶民増税政策』などが格差を助長してきた。人を使い捨てにし、再配分が行われない社会は人々が貧困の中で孤立する。人間を生かし、社会参加を促す自治分権型・協力福祉社会をめざすべきだ」と訴えました。

 その後、森沢・高知新聞論説委員長がコーディネーターとなって、連合本部・高木会長、岡崎・高知市長、根小田部長、経営者協会、商店街振興組合理事、求職中の若者代表ら6 人によるパネルディスカッションが行われました。
 高木会長は、「日本が先進国の中で一番低い最低賃金となっている。この問題を改善していくことも格差社会の是正に向けた大きな手段となる」と訴えました。

 会場を埋め尽くした参加者からたくさんの質問意見が出され、時間超過するほど盛り上がったフォーラムとなりました。

愛媛からの参加者はバスでの日帰りとなり、松山着の皆さん方は真夜中の帰宅になってしましました。大変お疲れ様でした。ご協力に感謝します。

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