連合結成20周年記念
「四国ブロック女性委員会韓国訪問団会議」
 連合結成20周年記念「四国ブロック女性委員会韓国訪問団会議」が、9月12日から14日にかけて
韓国のソウル市内で開催され、四国ブロック女性委員会メンバー34名が参加し、連合愛媛からも
その内、8名が参加しました。
 9月13日に開催されたFKTU(韓国労働組合総連盟)との意見交換では、FKTU女性委員会委
員長ソル・インスク氏より、「働く女性を保護する男女平等法の制定から20年。雇用の平等・均等
を守り、暴力を防止するとともに性平等や女性の未来を守ることをめざしている。しかし、制度が
いくら素晴らしくても現場では不平等があるのは事実。また、社会文化、認識を変えなければ、
男性中心の中では女性の成功は難しい。そして、政労使におけるコミュニケーションを図り、女性
の連帯で解決しなければならない。韓国における非正規労働者の問題は日本の問題と似ている。
フレックスタイム制も要因の一つである。正規雇用からパートタイマーへ移行が増加している。この
ままでは、非正規労働者の雇用が正規雇用労働者を上回るであろう。非正規雇用では貧困層に
とどまることになってしまうので、それはなんとしても阻止しなければならない。この会議において
意見交換し、関心を持ち続けることで問題解決に繋がることを願っている。」とのあいさつを受けた。
 引き続き、連合四国ブロック女性委員会を代表し、冨田団長(連合徳島女性委員会委員長)から
「働く女性として、男女平等となるシステム構築を願う。しかし、ジェンダーエンパワーメント指数は
韓国59、日本57であり、ジェンダーギャップ指数は両国とも悪い。女性が生き生きと働く職場は男
性にとっても働きやすい職場であり企業にも良い影響をもたらす。私たちは声を上げ、運動を進め
ていかなければならない。様々な問題を出し合い、交渉し、一歩前進することを祈る。女性がともに
元気になる職場をめざすためがんばりましょう。」とあいさつしました。
 その後、意見交換を行いそれぞれが抱えている課題や悩み、制度等を共有化し、以降の対応等
を確認しあい相互に頑張りあうことを誓いました。