挨拶する竹内コーディネーター |
熱心にメモを取る高校生たち |
連合愛媛と愛媛県経営者協会とで運営している『愛媛県地域労使就職支援機構』が主催する現役高校生を対象とした「職業観・勤労観醸成セミナー」が2月17日、八幡浜市内で開かれた。 セミナーには南予方面の7校の生徒約430人が参加し、パネルディスカッションを通じ県内企業の人事担当者の生の声に触れた。 |
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”労働組合(連合)と高校生”って今までの感覚ではあまりピンとこない関係ですよね。 ちょっと古い資料ですが、愛媛県における若年層(15〜24歳)の失業率は16.3%(平成14年9月)と沖縄県、高知県に次いで全国で3番目の酷さです。次代を担う若者たちがまともに職につけないという厳しい実態に『労使』は共通の危機感を持って対応していかなければならないと思います。結局、この問題の最短解決手段を考えていくと『教育』に行き着くと思うのです。学校教育・家庭教育・地域教育…etc. 労働組合「連合」もこの『教育』という問題を大きな柱の一つにしています。 実はわたしも2〜3年前まで、フリーターの方々のことを自分の時代(20数年前)の感覚で、「自分勝手に職に就かないなプー太郎」的に揶揄していました。しかし、ここ数年、その実態はちょっと違うと認識してそういう言い方はやめました。 今回のセミナーの中で講演者が「この中でフリーターになりたい人手を挙げて」と問いかけましたが、誰一人として手を挙げるものはありませんでした。みんな普通に就職したいんです。 働く者の先輩として、無条件に彼らを仲間として受け入れることのできる雇用環境を作りたいものです。 |