大 会 宣 言

 連合愛媛は『組合が変わる、社会を変える ―― 安心・公正な社会を求めて』をスローガンに掲げ、本日の第13回定期大会を開催し、向こう2年間の活動方針を確認・決議した。

 今、我々を取り巻く環境は非常に厳しい。バブル崩壊後の金融不安や消費後退がデフレ不況の長期化を招き、戦後最悪の雇用・失業情勢や相次ぐ企業倒産・リストラ・年金問題は、勤労者の社会不安・生活不安・将来不安を加速させている。このような中、政府の抜本改革は一向に進む気配は無く、「改革無くして成長無し」と称して、的外れな構造改革に終始している。また、イラク攻撃から始まった後方支援・復興支援・自衛隊派遣など、一連の世界平和への政府の取り組み・方向性は、国際機関である国連主導・尊重と言うよりも、アメリカ主導に追随する形での偏ったものであり、国民の充分な理解を得られていないと言わざるを得ない。更に、北朝鮮の核開発問題や日本人拉致問題においても、これといった進展も無く、全くお粗末な外交政策と言わざるを得ない。

 この悪政を続ける小泉連立政権に鉄槌を下すべく、先の衆議院議員選挙においては、21世紀初頭の政権交代を目指す極めて重要な選挙と位置付け、我々連合愛媛も懸命に選挙戦を闘った。しかし、政権交代への世論の流れは多少あったものの、保守王国愛媛を大きく変えるまでには至らなかった。この流れを政権交代への更なる流れに変えるべく、組織力を一点に集中した運動に特化してゆかねばならない。

 今まさに、労働組合も変革の時を迎えている。時を同じくして、政治も社会も変わろうとしている。我々労働者が動けば、社会も動く。我々労働者が変われば、社会も変わる。我々の追及する『ゆとり、豊かさ、社会的公正』は、我々の運動と変革により達成されようとしている。

 今こそ、我々の職場・地域から闘いを巻き起こし、全ての組合員が立ち上がり、共に闘おう!! 我々の運動と変革の全エネルギーを傾注し、新たなる運動方針を道しるべに、力強く前進しよう!!

  以上、宣言する。

         2003年11月27日

            連合愛媛 第13回定期大会