連合愛媛では、5月11日から15日にかけて、「連合愛媛2006国際交流視察団(中国---青島即墨市・北京)」を派遣しました。これは、諸般の事情により遅れていた中国との定期交流の実現を果たすため実施したものです。すでに四国の他3県連合は10数年、交流を深めており、現在の日中関係の実態(政治や経済)や将来の道州制を考慮すると、愛媛県においても一刻も早く実現したかった案件でした。

 連合愛媛の今回の締結先は山東省青島即墨市の総工会(労働組合)です。青島は省(日本でいう県)に準じる副省級市で人口は700万人、ちなみに山東省は7000万人、そして即墨(チモ)市は人口110万人の県級市です。

 選定の理由は、日本企業をはじめ海外企業の誘致に熱心なこと。直近(3月20日〜23日)で四国4県が初めて共同の見本市を青島市で開催したこと。そして一番の理由は連合徳島の溥麗書記(上写真の後列左端の女性)が即墨市の蘭菁華部長(後列右から8人目の女性)と交流があり、即墨市や人大(議会)の全面支援が期待できたことです。
 この両名のご尽力があって今回の事業の成功はなかったといっても過言ではないと思います
この場をお借りして心より御礼申し上げます。(謝謝!)
青島即墨市総工会との定期交流スタート!!
 上の写真は、友好交流協定書調印を行ったところです。双方の明確な意思確認(将来にわたり友好関係を築くよう互いに努力すること)を行いました。ちなみに団長は急遽不参加となった木原会長に代わり徳永副会長にやってもらいました。(調印している人です。右は総工会の李同晋主席です)

 青島即墨市滞在中は、青島即墨市総工会(労働組合)主席並びに幹部・副市長並びに市幹部・市議会副議長・政府機関等の熱烈歓迎を受けました。青島即墨市総工会との相互友好交流協定の調印を無事に終え、市をはじめとする関係者等との意見交換、現地工場(青島即発集団、東レ・カトキチなどの日本合弁企業)の視察及び会社関係者との意見交換、地元の観光名所・旧跡・(八大閣・花石楼)など、盛りだくさんの内容でした。

 圧巻は、青島即墨市滞在中の移動です。チャーターしたバスは、常にパトカー先導(車列は、パトカー・黒塗り・黒塗り・バスの順)で、パトランプ点灯走行ですから当然のように信号無視です。これは、高洪鋼副市長の計らいだったようです。即墨市は青島市に比べると郊外になりますが、近年車の数は急激に増えているので「大切な客人が渋滞に巻き込まれては大変だ」ということでしょう。

 いずれにしても今の中国はオリンピックや万博景気でどこも建設ラッシュです。加えてひと昔前の人民服と自転車洪水のイメージはi一変し、首都北京などは東京やソウル以上の自動車氾濫都市になっています。
 そして、悲しいかなハードの急成長に対し、交通ルールやマナーといったソフトが全くついていっていないのです。現地ガイドが言うには、「中国は日本と違って『歩行者優先』じゃあないんですよ。勿論『車優先』でもないんですが、なんと『勇気優先(勇気のある者優先)』とうことだそうです。
 確かに片側4車線あるような大きな道路を6〜70キロは出ているだろう車を縫って走り抜ける勇者はやたらと目に付きました。運転に自身のある方は是非中国で腕試しを!